・将棋の勉強法が分からない人
・初段を目指している人
・実力が伸び悩んでいる人

将棋は覚えることが多く大変ですよね。
私は大学から将棋を始めたのですが、最初のうちは実力が伸び悩んだり、勉強法に迷っていました。
みなさんも、以下のように思っていませんか?



そこで今回、将棋歴5年の私が将棋の上達方法をご紹介します。
自分に合った上達方法を見つけて、強くなっていきましょう!

目次
【将棋上達法】実践

序盤 :★★★★☆
中盤 :★★★★☆
終盤 :★★★★☆
手軽さ:★★★★★
優先度:★★★★★
なんだかんだ、一番身になるのは実践だと思います。
実際に将棋の対局をすると、序盤・中盤・終盤すべての過程を通り、バランスよく成長できるためです。
また、負けた対局からは特に気づきなどの得るものが多く、対局数をこなすことで棋力アップにつながります。

将棋の対局は大きく分けると、オンライン(ネット上)とオフライン(対面)の2つに分かれます。
緊張感がありより刺激的な街の道場や大会などのオフライン対局がおススメです。
・将棋ウォーズ
・将棋クエスト
・将棋オンラインなど
【実践まとめ】
・バランスよく楽しく成長できる
・負けた対局から得るものが多い
・オフラインの方がおススメ
【将棋上達法】将棋の手筋

序盤 :★★☆☆☆
中盤 :★★★★☆
終盤 :★★★★★
手軽さ:★★★★★
優先度:★★★★★
手筋とは駒の性質を活かした攻めの手や守りの手のことです。

例えば、写真にあるような「6四桂打ち」はふんどしの桂という桂馬の手筋です。
相手は金と銀の両方を守ることができず、受けが難しくなっています。
将棋の駒はそれぞれ特徴があるため上手く使いこなすと、有利に局面を進めることができます。
手筋は本で学ばないとなかなか気づけないので、棋書を読み体系的に学びましょう!
【将棋の手筋まとめ】
・駒の特徴を学べ、駒を効率的に使うことができる
・中終盤の力が身につく
・本で勉強するのがおススメ!
【将棋上達法】詰将棋

序盤 :★★☆☆☆
中盤 :★★★★☆
終盤 :★★★★★
手軽さ:★★★★★
優先度:★★☆☆☆
手筋を一通り学び終わった後におススメするのが、詰将棋です。
詰将棋とは、指定された盤面と持ち駒から相手玉を詰ます練習法で、詰みの形を覚えることができ終盤力が身に付きます。
また、詰将棋のおもしろいところは自分の指し手だけではなく、相手の指し手も考える必要があるため、読みの力を鍛えることができるところです。

初段までは5手詰めまででOK。
最初のうちは多くの問題を解きましょう!
【詰将棋まとめ】
・詰みの形を覚えられる
・読みが深くなる
【将棋上達法】序盤の定跡本

序盤 :★★★★★
中盤 :★★★★☆
終盤 :★☆☆☆☆
手軽さ:★★★☆☆
優先度:★★★★★
ある程度、将棋に慣れてきたら序盤の勉強をおススメします。
定跡本で序盤の勉強をすると、攻めや守りの形を効果的に築くことができ、中盤・終盤を有利に進めることができるためです。
また、定跡本では駒さばきも学ぶことができます。
将棋の戦法はいくつもありそれぞれに特徴があるので、自分に合った戦法を選びましょう。

【定跡本まとめ】
・序盤の駒組を有利に進めることができる
・駒さばきの感覚が身につく
・苦手な戦法がなくなる
【将棋上達法】指導対局

序盤 :★★★★☆
中盤 :★★★★☆
終盤 :★★★★☆
手軽さ:★★☆☆☆
優先度:★★☆☆☆
指導対局とは、格上の相手と将棋を行い感想戦でアドバイスをもらう対局のことを言います。

指導対局では自分では気づけないクセや弱みを学ぶことができ、客観的な将棋のアドバイスをもらうことができます。
お金がかかることが多いですが、実力が伸び悩んでいる人におススメです。
指導対局は以下の場所で受けることができます。
【指導対局】
・将棋教室
・将棋道場(店主やプロ棋士の来店時など)
・将棋バー(マスターなど)
・ココナラ
【指導対局まとめ】
・コーチを付けるイメージ
・客観的なアドバイスをもらえ、自分のクセや弱点が分かる
・戦型を指定した対局ができる
【将棋上達法】囲い崩し

序盤 :★☆☆☆☆
中盤 :★★★☆☆
終盤 :★★★★★
手軽さ:★★★☆☆
優先度:★★☆☆☆
「囲い崩し」とはその名の通り、囲いの弱点を攻めて相手玉を追い詰めることを言います。
将棋にはいくつも囲いがありますが、どの囲いにも弱点がありそれらを知ることによって効率よく攻めることができます。
3手の詰将棋をマスターした後は、囲いの崩し方を勉強すると終盤力が爆発的に強くなるでしょう!
【将棋上達法】次の一手

序盤 :★★★★☆
中盤 :★★★★☆
終盤 :★★☆☆☆
手軽さ:★★★☆☆
優先度:★★☆☆☆
次の一手は、用意された局面の最善手を考える練習方法です。
局面を俯瞰したり瞬時で形成判断する能力が鍛えることができ、定跡本や手筋の応用と言えます。

読みの深さとはまた違った能力で有段者になるには欠かせません。
優先順位はそこまで高くありませんが、視野を広げることができる良い練習方法だと思います。
【次の一手まとめ】
・定跡本や手筋の応用
・局面を俯瞰し形成判断力が鍛えられる
・優先順位は高くはない
【将棋上達法】テレビ観戦

序盤 :★★★☆☆
中盤 :★★★☆☆
終盤 :★★★☆☆
手軽さ:★★★★★
優先度:★★☆☆☆
NHK教育テレビ(Eテレ)では毎週日曜日10時から「将棋フォーカス」と「テレビ将棋トーナメント」という番組を放送しています。
将棋フォーカスでは、若手人気棋士や初級者のアイドルが司会をしていて、楽しみながら将棋を学ぶことができます。
テレビ将棋トーナメントは、プロ棋士のガチンコ対局を観戦することができ、プロの一手を見ることができます。
序盤、中盤、終盤の駒さばきから得るものは多いでしょう!
参考:NHK将棋番組
【将棋観戦まとめ】
・楽しみながら将棋を学ぶことができる
・プロ棋士の対局を観戦できる
【将棋上達法】必至

序盤 :★☆☆☆☆
中盤 :★★★★☆
終盤 :★★★★★
手軽さ:★★★☆☆
優先度:★★★☆☆
必至とは相手がどのような手を指しても、次の手で詰ますことができる状態を言います。(必至をかけるなどと使います)
将棋は相手の玉を詰ますことが目的ですが、詰ますのが難しい局面もあり、そのような時に力をためる意味で必至をかけることがよくあります。
詰将棋が第一優先ですが、必至も習得すると終盤力に磨きがかかるでしょう。

【将棋上達法】棋譜並べ

序盤 :★★★☆☆
中盤 :★★★☆☆
終盤 :★★★☆☆
手軽さ:★★★☆☆
優先度:★★★☆☆
棋譜並べとは、プロ棋士の棋譜を並べ1手1手の意味を考えたり、感覚を身に着ける練習方法です。
棋譜並べの優れているところは、プロ棋士の感覚を疑似体験できるところにあります。
プロ棋士の棋譜は序盤の駒組や中盤の仕掛け、終盤の攻防など無駄がなくめちゃくちゃ勉強になります。
棋譜はネット上から取得することができますが解説がないため、戦略の狙いや終盤の攻防を理解するのは難しいです。

棋譜サービス:将棋DB2
【将棋上達法】将棋ソフトで研究

序盤 :★★★★★
中盤 :★★★★★
終盤 :★★★★★
手軽さ:★☆☆☆☆
優先度:★☆☆☆☆
最後にご紹介するのは、将棋ソフトでの研究です。
将棋ソフトはどんどん強くなっており、2017年には佐藤天彦名人(当時)を破ったことで話題になりました。

そんな将棋ソフトのすごいところは、終盤はもちろん、序盤のコマ組や中盤の攻防なども分析することができる点です。
序盤・中盤・終盤、1手1手分析することによって自分の弱みやミスなどが分かり、将棋ソフトで研究することでガンガン強くなることができます。
しかし、個人的に難点が3つほどあるので将棋ソフトを使った練習をしたことはありません。
【将棋ソフトの難点】
・最初の設定が難しい
・提示された手を理解するには、ある程度の棋力が必要
・多少手間がかかる
ソフトの設定が難しかったり解析するのに手間がかかったりするため、初段になるまでは、棋書での勉強を優先したほうがいいと思います。
まとめ

いかがでしたか?
将棋はさまざまな技術を必要とするゲームで、勉強法が多くあります。
しかし、その分とても奥が深く、成長を感じることができて楽しいですよね!
少しでも勉強法のお助けになれば幸いです。

ゆーた
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