・ゆるく生きたい人

みなさんは、phaさん(@pha)をご存知でしょうか?
Twitterのフォロワーは3万9千人。(2020年2月時点)
ブログを書くと、はてなブックマークが100単位で付くという超影響力がある方です。
その正体はというと、、、元日本一有名なニート!
今回はphaさんの人気の理由について考察します!
結論から言うと、「ダルさの言語化」「自分の感覚に従順」「社会のニーズと自分ができることを理解している」という3点です。
目次
元日本一有名なニートphaとは
— pha (@pha) 2019年5月24日
「そもそも、phaって誰だよ?」
「phaさんって名前は聞いたことあるんだけど、何してる人かイマイチ…」
って方向けにどんな人か軽くご紹介しますね!
【どんな人?】
・小さい頃から労働意欲が欠如
・ゲーム感覚で勉強し京都大学に入学
・働くのを延長するため2年間休学する
・国立大学職員として就職
・タイに転勤になり移住し価値観が変わる
・その後、28歳でニートになる
・趣味で書いていたブログの人気に火が付く
・クラウドファンディングで書籍を出版
・ギークハウス(シェアハウス)の発起人
【参考】

【pha人気の理由1】ダルさの言語化

phaさんが人気な理由1つ目は、私たちが何となく感じている「ダルさ」を的確に言語化している点だと思います。
小学校、中学校、高校では以下の3点が推奨されますよね。
「一生懸命頑張ること」
「真面目であること」
「諦めないこと」
例えば、体育祭の組体操ではキツくても踏ん張る必要があり、授業はキッチリと受け、課題は嫌でも提出しなければいけません。
みんな平等に課題を課せられ、乗り越える必要があります。
もちろん、これらはできることに越したことはないと思いますが、「なんか嫌だなぁ」という気持ちになったときに、対処法がわからずに押し殺した経験はありませんか?

「なんか嫌だなぁ…」
「なんか嫌だなぁ」という気持ちに向き合わないまま大人になると、我慢することが当たり前になりますよね。
そして、多くの人は嫌なことがあっても、倒れるまで我慢し続けます。
phaさんのすごいところは、これらの「なんか嫌だなぁ」という社会からタブー視されている感情を的確に言語化している点ではないでしょうか。

「だるい」という感覚はもっと大事にされるべきものだ。それは自分がやりたくないこと、自分が本当はやらなくていいことを見分ける重要な感覚だ。
参考:pha著,『ニートの歩き方』,153ページ
ちょっと今の社会はがんばりすぎの人が多いんじゃないか、とよく思う。みんな、もうちょっと手を抜いて適当にやってもいいんじゃないだろうか。
~中略~
仕事をするために人生があるわけじゃなく、人生を充実させるための手段の一つが仕事であるにすぎないのだから。
参考:pha著,『しないことリスト』,68ページ
— pha (@pha) 2019年7月2日
今の日本で生きるのがつらい人が多い原因は、単純にお金がないとかいう問題より、社会を取り巻いている意識や価値観の問題が大きいと思う。
〜中略〜
なんか、普通とされている生き方モデルがすごく高いところに設定されていて、実際にそれを実現できるのは全体の半数以下くらいの人だけしかいないのに、「真面目にやっていればそれをみんな普通に達成できるはず」というプレッシャーが社会全体に漂っている気がする。
参考:pha著,『持たない幸福論』,10ページ

ってなりませんか?
phaさんは、社会に漂う「ダルさ」を的確に表現するので共感が生まれます。
【pha人気の理由2】自分の感覚に素直

次にphaさんが人気な理由は、自分の感覚に従順な点だと思います。
phaさんは、よくTwitterで弱音(?)のようなものを吐きます。
うっ、気圧が
— pha (@pha) 2019年6月29日
やることたくさんあるけどだるいな…
— pha (@pha) 2019年6月20日
もうだめだ
— pha (@pha) 2019年6月28日
もう、めちゃくちゃ自分の感情に素直じゃないですか??
「いや、たしかに、低気圧で調子悪くなるけどっ!」って感じです笑笑
しかし、phaさんのように簡単に弱音を吐く大人って案外いない気がして、それがまた良いところなのかなと思います。
「自分だけじゃないんだ」っていう共感が生まれますし、他の人も弱音を言いやすい環境になりますからね。
【pha人気の理由3】社会のニーズと自分ができることを理解している

最後のphaさんが人気な理由は、なんだかんだ社会のニーズと自分ができることを理解している点だと思います。
その人にしかできない事というのはいくらでもありますが、「自分のできる」を社会のニーズに合わせるのは意外と難しいと思いませんか?
そこのところ、phaさんは論理的に社会のニーズを考えて、サービス提供をしている気がします。(本人がそう思ってるかは分かりませんが。)
例えば、phaさんがやったことは以下のようなことです。
・ブログ運営、書籍の出版、寄稿(思想、労働観の発信)
・シェアハウスの運営(ニートの居場所作り)
・サイト、bot作り(おもしろコンテンツ)
ブログ、書籍では「無理して働かなくていい」という従来にはない労働観を発信。
2008年に始まったギークハウスプロジェクトでは、ニートの居場所を作り。
サイトやtwitterのbotの作成もしており、botに関しては作り方を公開。

【pha人気の理由】まとめ

今回は、ニート界のカリスマであるphaさん人気の理由について考察してみました。
「ニートは自己責任だけではない」や「ダルイという感覚を大切にしよう」といった価値観、考え方は多くの人の心を和らげたのではないでしょうか。
今後もphaさんから目が離せません!
ゆーた
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