・親と仲が悪い人


しかも4年で?
単位が足りなかったとかか?

一般的に大学を中退する理由は、学業不振や経済的な事情ですが、私の場合はけっこう特殊な理由で中退してるんですよね…
今回は、大学中退を悩んでいる方や大学中退して不安になっている方に私が中退した理由とその後をご紹介します。
1つのロールモデルとして参考にしていただければと思います。
目次
大学中退した理由

・関西学院大学社会学部を4年生の5月に退学
・労働社会学のゼミに所属
・卒業見込みあり
・就活はマジメにしてた
・内定は2社ほどあり

そうなんです!
部活やってバイトして、授業サボってテスト前に徹夜して…など超フツーの大学生でした。
(少なかったですが)友だちもいましたし、勉強も好きでした。

そんな私が大学中退した理由は特定の理由というわけではなく、いくつもの小さいきっかけや考えからでした
以下、私が大学中退した理由。
・学歴が不要になった
・両親と縁を切りたかった
・大学で学ぶ意欲がなくなった
・環境を変えたかった

【大学を中退した理由】1.フリーターになりたかった
私は大学4年の時、インターンシップに参加したり説明会に行きまくったりと就職活動をけっこうマジメにしていました。
どうせやるなら、給料が高い企業に入社したかったですし、何よりも世間体をめちゃくちゃ気にしていたからです。

就活時代

そして、マナー本やビジネス本を読み漁り「いい会社に入るため」にがんばってました。
その結果、内定を2社もらうことに。(中小企業だったけど)
しかし、就職活動を通して「マジで正社員になりたくない」と思うようになりました。
以下、私が正社員になりたくなかった理由です。
・労働時間を自分で決めることができない
・スーツを着たくない
・満員電車マジムリ
・意に反する部署移動や転勤がある
・スーツ疲れる
・残業が多そう(イメージ)
・難しい仕事や責任のある仕事が多そう(イメージ)
・スーツマジムリ

世間体とかどうでもいいわww
そして、大学卒業後フリーターになることに!

当時21歳。若気のいたりです。

そんなこんなでフリーターになることを決め、就職活動を中途半端なまま辞めてました。
「大学卒業したら、どこで働こうかな~?雀荘とかゲーセンとか本屋で働きたいな~。楽しみだな~」みたいな感じで脳内お花畑状態の私。
ある日、そんな私をみて別居していた父親が電話で言いました。

今すぐ辞めろ(怒)
昭和の雰囲気漂う厳しい父親だったのでガチギレです。
ここでフツーなら私が「分かったよ就職して正社員になるよ…」という展開になるじゃないですか?
しかし、当時の私は2つ返事でした。

大学を退学します☆

翌日退学届けを大学からもらい、中退の準備が進んでいきました。
なぜ、私がすんなり大学を辞めたのかは後述しますが、この父の電話が大学中退したきっかけになります。
【大学を中退した理由】2.両親と縁を切りたかった
なぜ私が中退の話を受け入れたかというと、両親と縁を切りたいなと思っていたからです。
私は両親に対して怒りを通り越して、「これ以上関わりたくない」という感情を抱いており、この機会にすっぱり関係を切ろうと考えていました。
なぜなら、幼少期からクソなマナーや仕事論をめちゃくちゃ押し付けてくる!
そして一番違和感があった教えは、学歴至上主義的な考え方でした。


みたいな。
今考えたらアホくさいですが、私は高校まではこのような価値観が絶対だと思っていたので、フツーに信じていました。
そんな洗脳じみた教育を受け、私は父と同じ大学に入学することに。
そこで気づいたこと感じたことは以下の通りです。
・学校名とか偏差値は能力と特に関係ない
・大学に無目的に入った自分のダサさ
・学歴で人の能力を判断しようとする自分の愚かさ

これからはやりたいことをしよう!
今までは何に対しても「はいはい。」と嫌々納得していましたが、今まで溜まっていた不満が爆発して大学中退というアンチテーゼ的な行為に至りました。
他にも大学を辞めた理由はいくつもありますが、長くなるので箇条書きで書いておきますね。
・4年生になり授業に行く機会が少なくなり、学費がもったいなかった
・マンネリ化していたので環境を変えたかった
母親:学歴至上主義者。冗談が通じないサイコパス。マナー大好き人間。
迷言:「子育て失敗した」
父親:母と別居中。親子の会話でも仕事論を持ちこむ社畜。
迷言:「結論は先に言え」
兄貴:一番の被害者。数年前から連絡が途絶え行方不明。
【大学中退その後】就職活動について
大学を辞めるのは簡単なのですが、1つ問題が発生しました。

「縁を切ってやる!」とか言ったのに実家に住むわけにはいかないじゃないですか!?


とはならないわけですよ!
そして、貯金が全然なかったので家を借りることもできませんでした。
そもそも、大学中退して社会的な信用がゼロの私に家を貸してくれるかも怪しい…

連日ネットでいろいろ探していると、住み込みのバイトをすれば簡単に住む場所が手に入りそうでした。
なんとかそれっぽい仕事案件を発見。
それが、今現在(2019年4月26日)働いている沖縄のホテルだったのです。
【大学中退その後】リゾートバイト

沖縄の離島
そんなこんなで沖縄の離島に来ることになりました。
幸運にも大学中退した私にとってリゾートバイト(住み込みバイト)は良かったことが5つあります。
・スーツじゃない
・自転車通勤
・面接がない
・給料の前借ができる
・交通費が出る
金なし、家なし、学歴なしの自分にとってこれほどの幸運はありません。
しかも、沖縄なので会社の制服がアロハシャツで自転車通勤という自分にピッタリの条件でした。

職場環境、寮生活、島生活すべてに恵まれ楽しい島生活を過ごすことができました。

【まさかの派遣切りに!?】
仕事に行きたくないと思うことは1回もなく本当に楽しい生活を送り、「次の年も働きたいな~」なんて考えていました。
しかし、ここで問題が起きます。
私が働いていたホテルは改装工事があるため、冬の2か月間休館になったのです。
そう、つまり仕事がなくなりました…
フツー仕事がなくなったらショックを受けそうですが私の場合は…

ニートサイコー!
この時20万ほど貯金があったため、2か月間ニートになることに。
働かない生活をしてみたかったのでポジティブな感じでニートになりました笑
【大学中退その後】ニート生活
居住:横浜にあるシェアハウス
仕事:もちろんなし
貯金:20万円
収入:0円
ニート中は毎日好きな時間に起き好きな時間に寝て、やりたいことだけするという一見夢のような生活を過ごすことに。(刺激がなくてあまり面白くなかったのですが)
そんなニート生活では、上手くいったことと大失敗したことが1つづつありました。
上手くいったこと
ニート期間中少しでも社会に役立つことがしたいなと考え、大学中退・フリーター・ニートなど負のレッテルを持っている人にインタビューすることに。
学生の時から私は少数派の立場になることが多く、少数派の力になりたいという思いがありました。
そこでインタビューをすることによって少数派のロールモデルを増やしたいと考えたのです。
Twitterで協力してくれる人を探して、9人にインタビューすることができました。
記事公開後の反応などもいい感じで、今後もインタビューを続けていきます。
大失敗したこと
大失敗したことですが、パチンコにハマり借金してしまったことです。
収入0円のニートがパチンコにハマるなんてどうかしてますよね笑
ついやりたくなって、依存症みたくなりました。

【現在と今後】再現性の高いゆるい生き方へ
【現在】
2ヶ月間のニート生活が終わり、本記事を書いている現在は沖縄に帰ってきました。
仕事は1年間の契約をしています。

【今後】
今後の計画ですが、1年間沖縄で働いた後は大阪か東京で暮らそうと考えています。
島の生活はのんびりしてて理想の生活ですが、やはり都会にしかない物やできない事はあり、都会で少しチャレンジしたいという気持ちもあるためです。
・再現性の高いゆるい生き方を実現する
・複数の収入源を作る
・将棋関係の仕事をする
・知り合いを増やす
・子ども食堂の運営に携わりたい
・将棋でお金を稼ぐ

大学中退を考えている人に伝えたいこと

【伝えたいこと】
大学中退をすると1回全てがリセットされ、環境を大きく変えることができます。
今辛かったり、苦しかったりする人は現状を打破でき、良い方向に持っていくことができるかもしれません。
しかし、大学中退するデメリットはしっかり頭に入れておくことが必要だと思います。
以下、私が感じたデメリットです。
・偏見がある
・大学中退の理由をめちゃくちゃ聞かれる
・社会的な信用はゼロになる
これらのデメリットをずっと背負っていかないといかないので、覚悟は必要だと思います。

まとめ

振り返ってみると、大学中退してから派遣切りにあったりニートになったり借金したりいろいろなことがありました。
ただ、ヤバい状態になっても「ある程度はなんとかなるもんだなー」と思ったり。
大学中退は終わりではなく、むしろ始まりです。
(大学中退はおススメしませんが)しちゃったのならポジティブにとらえていきましょ!
なんとかなります!

ゆーた
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私、実は大学を4年で中退してるんですよね。